体が冷えているとお腹の動きも悪くなりがちに・・・

冬は腸の動きが鈍り、便秘などになりやすくなるといわれます。運動不足になりがちな季節でもある為、普段お通じは良好なのに冬場はなんだか調子が悪い、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は「腸活」に着目し、日常生活の中で簡単にできる腸の環境をよくする方法をご紹介したいと思います。

●朝起きてからコップ1杯分の水もしくは白湯を飲む

冬場は腸のぜん動運動が低下しがちになります。朝起きてから水や白湯を飲むと腸が刺激され、お通じがよくなると言われています。冬は運動不足に加え、水分をあまり摂らなくなることも腸の動きを悪くする一因と考えられますので、「朝起きてからまず一杯飲む」ことを習慣づけてみてはいかかでしょうか。腸の動きが悪いと肌荒れもしやすくなる為、美容の面からも注意したいところです。

 

●お腹を温めて腸を活性化

しょうが入りの紅茶などの温かい飲み物で内側から腸を冷やさないよう代謝をアップさせるほか、室内ではひざ掛けや小さな毛布などを腰に巻いたり、湯たんぽでおなかを温めるのもおすすめです。また、外出時に貼るタイプのカイロを衣類の内側に貼ってお出かけするのも効果的です。

 

●入浴でお腹を温めてマッサージ

体がリラックスすると副交感神経という自律神経が活発化することがわかっています。この副交感神経が活発になると内臓の動きが良くなるので、便秘解消に期待できると考えられています。腸の動きを正常に戻しやすくするため、入浴でリラックスしながらお腹をマッサージしてみてはいかがでしょうか。便秘解消に効果的な湯温はややぬるめの3840℃、入浴時間はできれば20分以上にしましょう。寒いからと湯温を上げすぎると、体の表面が熱くなるだけで体の芯までは温まりにくくなりますので注意が必要です。浴槽につかりながら、お腹に「の」の字を書くようにして優しくマッサージするとより効果的です。

 

腸の動きが鈍ると便秘だけでなく、血行や代謝にも影響を与える為、免疫力が弱まり、感染症にかかりやすくなることも考えられます。腸活により、多少なりともそれらのリスクを避ける効果を期待して、冬を過ごして頂けたらと思っています。

 

エリム薬局新琴似店 水口